今日は金曜日。週末の嬉しいひと時です。特に今、【心はじゅわ~。】 と温かい。その理由を話したいと思います。それは金曜日の事です。仕事の帰りにたまたまですが、いつもと違う路線バスで帰宅した時の話です。私はその時、いつしか忘れかけていた熱い感情が思わず蘇ったような錯覚を感じたのでした。 【違う路線だけど、自宅の近くにはちゃんと停まるバスです。】 その日の私は、すばやく仕事を終え、始発のその素晴らしいバスに、乗ったのでした。実はこれが一番早く家に帰れる方法なのです。すると、そのバスの若い運転手さんが爽やかに 『今日は週末の金曜日です。一週間お疲れ様でした。』 あれ~。いつもと違うな~。 ほとんどの運転手さんは、このように言うのですが・・・。 「次は〇〇です。お降りの方はいらっしゃいますか?」 だけですね。これが普通なんです。ですが、その若い運転手さんは各バス停ごとに軽やかに、さわやかに 『今日は週末の金曜日です。一週間お疲れ様でした。』 何度聞いても癒される~。人生初めての経験でした。自分が降りるまで、何度聞いたでしょうか?10回くらいですかね。うっとりしていた私は我に返りました。とうとう降りなければ家に帰れない哀愁のバス停に到着したのです。ですが、わざと未練タラタラに最後に降りたのでした。本当はまだ乗っていたかったのです。そして、こんな私は恥も見栄も気にせずに、運転手さんに一言伝えたかったのです。 「素敵ですね!週末の金曜日のお疲れ様は。」 こんなおばさんに褒められても嬉しくもないでしょうけれど、自分の衝動を抑えきれない私でした。やはり怖いものなしの正真正銘のおばさんです。 でもそんなおばさんも ≪人は気づかいあるほんの一言で、どれだけ、癒され、心が温まるものかと思い知らされたわ~。≫ 多分、今日私と一緒のバスに乗っていたみなさんも同じでしょう。私は、少しだけ若かりし頃の胸の熱さを思いだした次第です。 小さなことにもすぐに感動していた若い私です。 《運転手さん、優しさをありがとうございました。》