今年もサボテンの花が咲きました。サボテンの一部が枯れかけていたので心配したのですが、大丈夫でした。このサボテンとの出会いはもう、7年位前になるでしょうか?近所のサニー〔西友〕というスーパーのすみっこに【花と植木コーナー】があり、いつも寂しく展示されていたのをはっきりと覚えています。これ売り物じゃないのかな?このサボテン以外の植木はみんな小さい鉢物ばかりでトポスとか、シクラメン、他、切り花です。このサボテン買い手がなかなかありませんでした。いつも夕方に訪れるサニー。「ア、あのサボテンまだ売れていないんだ・・・。」私はいつも何だか気になって仕方がない。「いくらなのかな?」と思いつつ前を通りすぎるだけの日々。「でも、このサボテン大きいし持って帰れないしね。」買い物で前を通りすぎるたびに、自分なりの言い訳です。ある日、又、いつもの様に前を通り過ぎようとした時、たまたまですが店に植木鉢を搬入していた植木屋さんと目がバッチリ。もうこれには耐え切れずに、「あの~。このサボテンは売り物ですか?ずっとありますよね。」聞いてみました。「これ、これね。売れないんですよ。スーパーじや大きすぎるんでしょうね!」 「え~。それじゃいくらですか?なんか気になっていつも見ていたんですよ。」植木屋さんが「お客さんが買ってくれるんでしたら、2000円でいいですよ。」私は驚いて「えッ。2000円。安いじゃないの?」植木屋さんが、微笑んで「売れないよりはいいですよ。それと、このサボテン育てやすいですよ。水を時々やればいいだけですから。外で買えます。」私はすぐに「サボテン買います。」決心が早い。その時はすでに高さが60cm位はあり細いサボテンが3本寄せてありました。重さは20キロ位はありましたか。これ、普通に買うと1万円はするよね。今、流行りのとげがないやつです。鬼面角(きめんかく)ブラジル、アルゼンチン原産、耐寒性-3.5°白い花が咲くらしいです。一夜花ですか?一晩咲いて翌朝には散る。【ラッキ―。ラッキ―。私はついてる。】 植木屋さんから「お客さん、配達はできませんのでよろしくお願しますよ」仕方がない「そうだよね。この値段じゃね。」さあ、それからが大変です。家から台車を押してきて、重たいサボテンを乗せ「ヨイショ。ヨイショ。」一生懸命に家まで着き、そして、まだ終わりではありません。玄関からベランダまで重たい重たい。でもその甲斐があり、2年目からグーと背も伸び、白い花を咲かせて私を楽しませてくれています。その花も毎年4~6個は咲きます。一個づつ交代で何日も美しい姿を見せてくれるのです。夜の9時位から花弁が開いていき、一番キレイなのは真さに夜中の1時位です。朝になるとしぼみ、その日のうちに惜しげもなくボロッと床に落ちています。物悲しい。
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