再雇用の更新

今年も、やってきました。再雇用の更新の話です。今回は9月の中旬で早いですね。直接に担当役員からの話です。心の準備も出来ていない状況で、いきなりです。なんぼ62才の私でも、動揺を隠せませんでした。情けない話です。もういい年なので怖いものはないと思っていましたが、やはり、臆病者の遺伝子がまだ残っています。私の母は、天然の不思議ちゃんですが、緊張感が半端じゃない人でした。どこかに出かけるとなると、緊張からか、トイレに何度も行きたがるのです。その遺伝子が時々、私に悪さをするのです。《血は水よりも濃い》です。去年も10月に入りすぐに電話で再雇用の話がありました。電話なので、顔が見れない。余計に緊張します。話は終われば何てことないのですが、心臓に悪いです。今の状況ではまだ仕事を辞めるわけにはいかないので、私の方に弱みがあります。それが態度に出るのでしょうか?本当に情けないの一言です。心の中では「いつでも仕事なんか辞めてやる!」と思うのですが、現実にはその反対です。夢にも出ました辞表を出している場面。仕事はあまりしたくないが、まだ給料が欲しい。安定を手放せない。苦しいですね。なので、日曜の夜は特に憂鬱になるのです。いったい再再々雇用の来年はどのくらい給料がカットされるのでしょうか?私のやる気がものすごく削られるのです。「ガーン」とハンマーで頭を殴られたみたいに痛いのです。そして困った事に私のプライドだけは健在なので、余計に辛く感じるのです。借金さえなかったら、金さえあったら、後10才若かったら・・・。とないことだらけの事を悔やんでも仕方がないですが。この時期はとても心の余裕がなくなる時期でもあります。最後の私の願いはもっと強くなりたい。どんなことにも動揺しない気持ちを持ち続けたい。【何とかなるよ。】と私に誰かささやいて欲しい。【私もそうだったから。】と・・・。