この年齢になると、健康の事ばかりが話題になります。辛いわ~。私は全部で4回ばかり耳鼻科に通いました。その間に風邪をひいてのびのびになっていましたが、以前に先生から 「一週間後に又、来てください。」 の言葉に忠実に従いました。癌という大病のせいで私は素直な患者になっていたのでした。それで一週間後のつもりが二週間後になってしまったのですが頑張って医院の扉を開きました。自分の体を少しでも健康に保ちたいとの一途な気持ちからです。その間、私は右耳の聞こえが悪い理由がいまいち分からずにモヤモヤの連続でした。医院に入るなり待ち患者の数が少ない。今日は【ラッキー】と心でイヤ言葉に思わず出てしまいました。それなのですぐに呼ばれたのですが、席につくなり 「又、耳の聞こえ方の検査です。どの位良くなったか調べてみましょう。」先生の言葉は恐怖です。あの耳に被せるイヤへッドホーンですか?そして一番辛いのが外の雑音が入らないように狭く閉ざされた部屋。ここで、耳の大きな重たいへッドホーン。 「音が聞こえたら手の中の機械をプッシュしてください。」 優しい看護婦さんです。始まりました。あれ~。音が何も聞こえない。 「聞こえてからでいいので押してください。」 私は、半分聞こえたのか聞こえていないのかわからない状態で押していました。焦りにもにた状態です。「おかしいのでもう一度、やり直します。」 優しいはずの看護婦さんから強く言われました。 【あ~。私、実は閉所恐怖症なのです。怖い、胸がドキドキする。】 頭の中で 「早く終わらないかな~。いつまでするのかな~。」 最後には心の声が頭の中でグルグル回りだす始末です。これじゃ検査出来ないよね。耳に集中できない。それでもやっと終わり、先生の診断です。 「右の耳の鼓膜に小さな穴が開いています。これは随分前からのものでしょう。もうふさがりません。不自由でしたら、他の病院を紹介しますので、手術してください。」又、手術ですか?